コリラックマに恋する男子の写真練習帖

北海道札幌市で写真を撮ってます。リラックマ・コリラックマ写真とネイチャー写真が多めです。オリンパスの「OM-D E-M1 Mark Ⅱ」「STYLUS TG-4」、フジフィルムの「X-T2」で主に撮影してます。

南方熊楠の魅力を凝縮!水木しげる著『猫楠〜南方熊楠の生涯』

f:id:madhatter87:20130526105618j:plain

2013年5月26日

藻岩山で撮影

倒木上に発生した 粘菌(変形菌)子実体。ムラサキホコリ属の一種

 

 

どうもmadです。

今日はmadがリスペクトしている南方熊楠についての話です。

 

 

f:id:madhatter87:20060214224609j:plain

 

 

南方熊楠人名辞典より引用)

日本の博物学者・民俗学者。 1867年(慶応3年)現在の和歌山県和歌山市の金物屋の子として生まれる。中学校を卒業後、上京して1884年大学予備門(現:東京大学)に入学。同期には夏目漱石正岡子規秋山真之、本多光太郎らがいたが、南方熊楠は学業に精を出さず、考古遺物や動植物の標本採集にのめりこんで落第し、中退した。1886年にアメリカに渡って、動植物の研究をおこなった。1892年に渡英。「ネイチャー」に寄稿した論文が注目され、大英博物館の図書目録編纂係となった。 1900年に帰国後は、和歌山の田辺を拠点として粘菌や民俗の研究に没頭した。新種の粘菌を発見するなどの業績をあげた。明治末期に神社合祀が始まると、自然風景と生物保護の観点から反対運動を展開した。 主著『十二支考』 http://www.jinmei.info/data/20060116000.html

 

 

南方熊楠、人名辞典ではこのように紹介されています。

 

熊楠には色々と面白い破天荒な逸話があるのですが、この紹介と写真だけを見ると

見た目は板前、中身は学者

で終わってしまいます。

バーロー。

 

熊楠さんって、知れば知るほど面白い人なんですよ。

こんな生き方を知らないなんてもったいない!

 

ということで、熊楠の魅力を余す所なく伝える1冊をご紹介です。

 

 

 水木しげる『猫楠 〜 南方熊楠の生涯』 

猫楠―南方熊楠の生涯 (角川文庫ソフィア)
猫楠―南方熊楠の生涯 (角川文庫ソフィア) 水木 しげる

Amazonで詳しく見る by AZlink

 

水木しげる紀州が産んだ奇人 熊楠  の夢のコラボ作です。

熊楠自身が自著にしばしば猥談を挿入する人だったこともあり、本書も下ネタ満載ですが、水木先生の絵と口調で語られると全くもってイヤらしさが感じられません。

 

例えば、本書から名言をいくつか抜粋してみました。

 

「すごいといえば・・・のみながら片手でチ●ポいじくってるけど・・・」

「あの人しょっしゅうなのよ。チン豪よ」

 

 

 

「大切なものにトゲがささった」

 

 

「おい、ちょっと金づちをかせ。脳天をぶちわるから」

 

 

「よし それでは一物に糖蜜をキナコにまぶしてボタモチのようにしてくれ」

「お梅っ 遠慮せずにこね廻してくれ!」

 

 

これらのセリフのセンス、水木しげる先生ならではです。 

この本1冊で、南方熊楠フリークになること請け合いです。

 

この本にかいてある内容があまりにとんでも過ぎるので、「水木先生、脚色しすぎやろー」と思い、他にも熊楠関係の本を何冊か読んでみたら、以外とそのまんまな所があり、

熊楠パネェ・・・

と二度驚きます。

 

この本以外の熊楠本でおすすめなのはこちら。

縛られた巨人―南方熊楠の生涯 (新潮文庫)
縛られた巨人―南方熊楠の生涯 (新潮文庫) 神坂 次郎

Amazonで詳しく見る by AZlink

熊楠の膨大な著作の調査、インタビューを経て書かれた一冊。

『猫楠』を読んだあとに読むと、さらに『猫楠』が楽しめます。

 

また、熊楠上級者はぜひ熊楠が書いた文章を直接読むことをおすすめします。

熊楠の著作のいくつかは、青空文庫kindleで無料で読めます。

その中でもmadのおすすめはこちら。

 

神社合祀に関する意見
神社合祀に関する意見 南方 熊楠

Amazonで詳しく見る by AZlink

 難解なものが多い熊楠の文章の中では、読んでいて頭に入りやすい内容。

また分量も31ページと少なめですが、熊楠の博引旁証ぶりに触れることができます。

 

 

熊楠の生き方を知ると、自分は今までなんて狭い世界に暮らしていたのだろう・・・という思いに駆られ、小さいことがどうでもよくなります。

 

海を見てその広大さの前に「自分の考えてることは、なんてちっぽけなのだろう・・・」

と呟くお約束の光景がありますが、madにとっては熊楠がその海です。

 

みなさんも熊楠という大海で溺れてみてはいかがでしょう。 

 ・・・おすすめですぞ!

 

関連記事