madの写真帖

北海道札幌市近郊で撮った写真がメインのブログです。動植物写真が多め。カメラは富士フイルムのX-H1、オリンパスのOM-D E-M1 MarkⅡとTG-5を主に使っています。

マクロツインフラッシュSTF-8を使って昆虫のマクロ撮影をしてみた

 先日、昆虫撮影用にオリンパスのマクロツインフラッシュ STF-8を購入しました。小さな虫を撮影するときにはフラッシュを多用していましたが、クリップオンストロボ1灯+ディフューザーだけでは対応しきれない撮影場面に何度も遭遇していたので、思い切って買ってしまった次第。


ストロボに5万円近く支出するのは勇気がいりましたが、実際に使ってみたところ思った以上に良いものだったので、ちょっとしたレビュー記事を書いてみます。

 

外観

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フラッシュ部分(カメラのホットシューに取り付けるマクロフラッシュ本体と、本体に繋がる2つのフラッシュ)と、ツインフラッシュをレンズに取り付けるためのレンズリング×2種類、ツインフラッシュのディフューザー×2個で構成される商品です。

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ツインフラッシュは部分は、同梱のレンズリングにジョイントネジを指で回して取り付けるタイプ。
レンズリングはフィルター径46mmと62mmのものが1つずつ同梱されており、フィルター系46mmを使ってM.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 MacroM.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macroに、62mmのものはM.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROに取り付けることができます。

他のフィルター系のレンズを使いたいときは、ステップアップリングやステップダウンリングをレンズとレンズリングの間に噛ませることで使用可能です。

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M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macroに装着したらこんな感じの見た目になります。マクロツインフラッシュにしてはコンパクトな仕上がりとのことですが、実際に着けてみるとなかなかの威圧感を醸し出す見た目です。

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電源は単3電池4本です。ちなみに僕はエネループを使ってます。

パナソニック eneloop 単3形充電池 4本パック スタンダードモデル BK-3MCC/4

パナソニック eneloop 単3形充電池 4本パック スタンダードモデル BK-3MCC/4

 

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マクロツインフラッシュの本体部分には電源ボタンと、発光量・2つの発光部の発光比を調整するダイヤルが1つずつ付いています。また、カメラのホットシュー部分への接続時に脱落しないためのロックダイヤルもあります。

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ツインフラッシュの発行部分は、上方向60°、下方向40°の範囲で動かして照射角を変えることができます。

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ディフューザーはツインフラッシュ部分にはめ込むタイプで、上げた状態、下ろした状態でそれぞれ固定することができます。ディフューザーには紐がついており、ツインフラッシュの電源コード部分に通すことで、万一外れてなくすことがない安心設計です

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ツインフラッシュ部分は取外し可能なので、1灯を外して背後から照らしたり、上から照らしたりと多様なライティングをすることが可能です。

主な仕様

  • 防塵防滴
  • -10℃耐低温性能
  • 小型軽量(電池を除くと283g)
  • ガイドナンバー8.5(2灯)、ガイドナンバー6(1灯)
  • 深度合成やフォーカスブラケットモードに対応

より詳しい仕様は、下記の商品公式ページをご覧ください。

マクロフラッシュ STF-8 | 外部フラッシュ | オリンパス

昆虫撮影の作例

M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macroで撮影

STF-8を使うと、ホットシューから1灯で照らす場合に比べて被写体に極端な影を落とさず撮影することができます。なお無影でのっぺりとした印象になってしまう場合は、ツインフラッシュの左右の光量比を変えてあげると、適度に被写体に立体感を出すこともできます。ツインフラッシュの片方を外して、被写体を背後から照らして浮き上がらせたり、背景部分を照らして真っ暗になってしまうことを防いだりすることもできます。

また縦横どちらのカメラ位置でも発光位置を変えて撮影できるのはとても便利です。

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上記の写真はすべて付属のディフューザー付きで撮影していますが、光の拡散効果がやや弱いかなと感じます。より光を和らげるためには、下記の参考記事のようにディフューザーを自作する必要があるなと感じました。

A Review of the Olympus STF-8 Macro Twin Flash

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROで撮影(ワイドマクロ)

 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROは、広角端でもレンズ先端から9cmまで被写体に寄れるので、ワイドマクロ撮影レンズとしても活躍します。

しかしこのレンズでワイドマクロ的に撮影しようとすると、メインの被写体にちょうどよくストロボを照射するのが難しかったので、今まではワイドマクロ撮影をするときはSYTLUS TG-4+FD-1の組み合わせで撮影していました。

madhatter87.hatenablog.comしかし今回STF-8を導入してみて、メインの被写体にちょうどよく光を回すことができるのが分かったので、今後はM.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROを使ってのワイドマクロ撮影もどんどん使っていこうと思いました。

TG-4のほうがより被写体に寄れたり、機材が軽量コンパクトな利点はありますが、やはり画質の良さや露出のコントロールしやすさはSTF-8+M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROのほうが数段上に感じます。そのとき自分が求める表現に応じて要使い分けですね。

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まとめ

  • ストロボ1灯では表現できなかったライティングの写真が手軽に撮れる
  • ストロボ本体のダイヤル操作で、直感的に2灯の光量調整ができる
  • 防塵防滴仕様なので、カメラ本体&レンズと併せて防塵防滴システムを組める
  • 昆虫の接写時にちょうどよいガイドナンバー

等、STF-8を買ってよかったなと思う点です。あえてデメリットをあげるとすれば、装着したときの見た目がガチすぎて周囲に威圧感を与えることくらいでしょうか……。

昆虫写真を撮るときのライティングに幅を持たせたいと思っている人は、購入すると幸せになれるアイテムだと思います。